FEATURE

エディター小林 文リコメンド “季節になじむニット” の話
前編/秋のこっくりカラーニット

2020.10.15

2020AWの新作ニットを、大人シンプルなコーディネートが人気のエディター・小林 文さん目線で
ご紹介。前編は、深まる秋にむけて着たい、こっくりカラーについて。
スタイリングアドバイスも必見です。

2019AWにデビューしたジャメヴ。
実は、密かにチェックしておりました。

最初に袖を通したのは、STAY HOME期間中。
それまで買い物は“オフライン派”だった私も、

順調にオンラインショッピングを
楽しみ始めた4月中旬でした。

サイトを見て、「黒や白ではない、ニュアンスのあるカ
ラーが多くていいな」というのが第一印象。

スーパーやコンビニくらいしか行くことができず、
行動範囲が狭いからこそ、
気分が上がるカラーを求めて
いたのかもしれません。

そのままカーキのシャツをポチッ。
8月ごろには淡いグリーンのサマーニットを…。

いつもとは勝手が違う春夏、
私にそっと寄り添ってくれました。

あとから知ったことですが、
ジャメヴは“自然界にあるようなカラー”が軸だそう。

なるほど、どおりで癒やされるわけです。

さて、本格的にニットの季節が到来。秋らしい、
ニュアンスカラーがたまりません!

まず、オレンジブラウンにご注目を。

左から、クルーネックカーディガン、ポロニット、
深いVネックのリブニット。

カーディガンは、細かいピッチで並んだボタンをあえて
すべて留め、プルオーバー感覚で着るのがオススメ。

体の線をまっすぐ見せてくれるストレートなシルエット
に、ボタンのディテールがアクセントとして効いています。

それに対し、ポロニットはボタンなし。
ヘルシーにデコルテが覗く襟付きのニットは、
どことなくフレンチシックな
雰囲気です。
そうそう、まさにこの原稿を書いている今も、
着用しています。肌へのあたりがとてもやわらかく、

袖をたくし上げたとき、ぴたっと肘でとまるので
PC作業に集中でき、助かります。

Vネック繋がりで太いリブも。
かなり深いVなので、スタンドカラーのシャツなど、

首の詰まったトップスをインして、レイヤードスタイル
を楽しんでも良さそうです。



続いて、ブラウン。
赤みのないビターなブラウンは、
黒よりやさしくもキリリとした印象。

ボトルネックのミドルゲージニットや、
バフっと大きなシルエットが魅力のハイネックニット。

どちらもしっかり厚手の生地感なので、
晩秋〜冬に活躍すること間違いなしです。



最後にブルー。ビビッドなブルーではなく、
一度洗いをかけたようなブルー。

ふんわりとしたスムースな編地のニットパーカーと
ショートパンツは、
セットアップのように着て足元は
ロングブーツを。

もちろん、パーカー×ブルーデニム、ロングシャツ×シ
ョートパンツなど、単体ずつも着られます。


「なんと、こちら7点のニット、もとをたどれば2つのウ
ールを使用しているそう。
混合率や編み方を変えること
で、バリエーション豊かにつくることができるんだ
とか。
「なるほど〜」と勉強になります。

“自然界にあるようなカラー”。

祖母の家の庭で吊るされていた干し柿のようなオレンジ
ブラウン、クヌギの木のようなダークブラウン、

ピカピカの夏の光とは違う、秋の空に照らされた海のようなブルー…

こっくりとしたニュアンスカラーは、秋の装いに奥行き
をもたらしてくれそうです。

エディター 小林 文

1985年愛知県名古屋市生まれ。大学卒業後上京し、約5年半、
人材系企業に営業職として勤務。28歳でエディターを志し、転身。
現在はフリーランスのファッションエディターとして小学館『Oggi』、
講談社『mi-mollet』などで活躍中。またアパレルブランドや百貨店との商品開発、
トークイベント、コラム執筆も担当。Instagram@kobayashi_bunでは、
日々のリアルなコーディネートを更新中。

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